簿記3級 第1問研究所 第3問対策(修正記入)1

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第3問

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第1問に慣れてからご覧ください。

第3問に出る主な表

表名解答時の注意点備考
1精算表勘定科目をBSとPLに分ける時と最後の当期純利益(当期純損益)に気を付ける。途中経過を表に記入出来、第3問では1番回答しやすい。
2決算整理残高試算表+貸借対照表と損益計算表(財務諸表の作成)決算整理前残高試算表で決算整理事項をかみして最終的に訂正した表から貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を完成させる。時間が足らなくなります。
3決算整理残高試算表+貸借対照表と損益計算書(財務諸表の作成)初めに作る試算表の事を言い、それを修正して貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)を完成させる。時間が足らなくなります。

当期純利益の金額は損益計算書欄の借方へ記入して、貸借対照表欄の貸方へ同額を移して貸借合計が同じである事を確かめる。

出題の多い修正記入問題

穴埋問題

問題勘定科目仕訳勘定科目仕訳
雑(     )費用収益
(     )消費税前払資産未払負債
(     )家賃前払資産未払負債
(     )保険料前払資産未払負債
(     )利息前払資産未払負債
当期(     )純損失費用純利益収益
(     )地代支払費用受取収益
(     )家賃支払費用受取収益
(     )利息支払費用受取収益
(     )手数料支払費用受取収益

修正記入に出る問題例

問題1 あ

修正記入

参考資料1

試算表試算表修正記入修正記入
勘定科目借方貸方借方貸方
現金6,551,190
現金過不足18,000
普通預金509,310
売掛金1,597,500
貸倒引当金47,250
通信費735,750
雑(    )
貸倒引当金繰入
当期純(     )

1 現金過不足を調査したところ、通信費20,250円の記入漏れが判明した。残高は不明の処理をする。

2 現金75,000円を普通預金に預けた。

3 売掛金のうち27,000円が貸倒れた。

問題1 い  回答

修正記入

試算表試算表修正記入修正記入
勘定科目借方貸方借方貸方
現金(資)6,551,19075,000
現金過不足(ー)18,00018,000
普通預金(資)509,31075,000
売掛金(資)1,597,500
貸倒引当金(負)47,25027,000
通信費(費)735,75020,250
雑(  益  )20,250
−18,000
2,250

問題1 う

修正記入

試算表試算表修正記入修正記入
勘定科目借方貸方借方貸方
当座預金2,250,000
受取手形904,500
売掛金1,597,500
繰越商品1,134,000
仕入9,135,000
建物5,625,000
建物減価償却累計額2,025,000
備品1,890,000
備品減価償却累計額630,000
仮払消費税913,500
仮受消費税1,775,250
貸倒引当金
保険料828,000
当座借越
貸倒引当金繰入
減価償却費
(     )消費税
(     )保険料

問題1 え

1 当座預金の貸方残高全額を当座借越に振り替える。なお銀行とは貸付限度額を3,750,000円とする当座借越契約を結んでいる。

 受取手形および売掛金の期末残高に対しての差額補充法により3%の貸倒引当金を設定する。

3 期末商品棚卸高は、1,473,750円。売上原価は(仕入)の行で計算する。

4 建物(耐用年数15年、残存価格は取得原価の5%)。備品(耐用年数3年、残存価格0)について定額法により減価償却をする。

5 消費税(税抜方式)の処理をする。

6 保険料は前々期に加入した保険に対するものであり、保険料は毎期8月1日と2月1日に向こう半年分を支払っている。

問題1 お 回答

修正記入

試算表試算表修正記入修正記入
勘定科目借方貸方借方貸方
当座預金(資)2,250,0002,250,000
受取手形(資)904,500
売掛金(資)1,597,500
繰越商品(資)1,134,0001,473,7501,134,000
仕入(費)9,135,0001,134,0001,473,750
建物(資)5,625,000
建物減価償却累計額(負)2,025,0005,625,000−281,250=5,343,750
5,343,750÷15=356,250
備品(資)1,890,000
備品減価償却累計額(負)630,0001,890,000÷6=315,000
仮払消費税(資)913,500
仮受消費税(負)1,775,250
貸倒引当金47,25027,00054,000
保険料828,000828,000÷(12+4)=
51,750
51,750x4=207,004
207,000
当座借越(負)2,250,000
貸倒引当金繰入(費)904,500+1,597,500-27,000
=2,475,000
2,475,000x0.03=74,250
(当期末設定額)
74,250-(47,250-27,000)
54,000(繰入額)
減価償却費(費)
(未払)消費税(BS)1,775,250−913,500=
861,750
(前払)保険料(BS)207,000

問題1 か

下記の表より当期純利益をもとめよ。

精算表(BSとPL合計)

損益計算書損益計算書貸借対照表貸借対照表
借方貸方借方貸方
14,186,25017,777,25022,511,25018,920,250

問題1 き 回答

損益計算書(PL)で

貸方合計ー借方合計=+であれば当期純利益。ーであれば当期純損失

貸借対照表(BS)で

貸方合計ー借方合計=+であれば当期純損失。ーであれば当期純利益

従って当期純利益 3,591,000 円

問題2 く

下記の決算整理前試算表と決算整理事項等より損益計算書と貸借対照表を作りなさい。

決算整理前残高試算表

借方勘定科目貸方
1,059,200現金
964,100普通預金
当座預金198,700
174,000受取手形
126,000売掛金
96,000繰越商品
25,000仮払法人税等
864,000備品
支払手形71,800
買掛金100,800
未払金14,400
社会保険料預り金2,500
貸倒引当金4,800
減価償却累計額86,400
資本金1,500,000
繰越利益剰余金228,500
売上2,000,000
受取手数料158,400
1,031,500仕入
185,000給料
27,500法定福利費
216,000支払家賃
30,000広告宣伝費
4,366,300合計4,366,300

問題2 け 

決算整理事項等

1 現金の実際有高は979,200円であった。帳簿残高との差額のうち75,000円は広告宣伝費の記入漏れであった。残額については不明のため、雑損または雑益で処理する。

2 当座預金の貸方残高について、全額を借入金勘定に振り替える。なお、当社は銀行と1,200,000を借越限度額とする当座借越契約を締結している。

3 売上債権の期末残高に対して5%の貸倒れを見積もる。貸倒引当金の設定は差額補充法でする。

4 商品の期末棚卸高は、192,000円あった。

5 備品について、耐用年数4年の定額法により減価償却を行う。残存価格は0である。

6 法定福利費について2,500円を未払計上する。

7 手数料の未収分が13,200円ある。

8。 家賃は前期以前から毎期同額を6月1日に向こう1年分として支払っている。

9 当期の法人税等は190,000円と算定された。仮払法人税等との差額は未払法人税等として計算する。

問題2 こ 解答用紙

借方勘定科目貸方
1,059,200現金
964,100普通預金
当座預金198,700
174,000受取手形
126,000売掛金
96,000繰越商品
25,000仮払法人税等
864,000備品
支払手形71,800
買掛金100,800
未払金14,400
社会保険料預り金2,500
貸倒引当金4,800
減価償却累計額86,400
資本金1,500,000
繰越利益剰余金228,500
売上2,000,000
受取手数料158,400
1,031,500仕入
185,000給料
27,500法定福利費
216,000支払家賃
30,000広告宣伝費
4,366,300合計4,366,300
雑(  )
(  )費用
(  )手数料

問題2 さ 回答

借方勘定科目貸方
1,059,200現金80000
964,100普通預金
198700当座預金198,700
174,000 4%6900受取手形
126,000 4%5040売掛金
96,000繰越商品
25,000仮払法人税等
432,000 432000÷4備品
支払手形71,800
買掛金100,800
未払金14,400
社会保険料預り金2,500
貸倒引当金4,800ー(6960+5040)=7200
減価償却累計額86,400 +108000
資本金1,500,000
繰越利益剰余金228,500
売上2,000,000
受取手数料158,400+13200
1,031,500仕入
185,000給料
27,500+2500法定福利費
216,000支払家賃
30,000+75000広告宣伝費
4,366,300合計4,366,300
5000雑損
借入金198700
未払費用2500
13200未収手数料

問題2 し

問題の解説

1)

借方金額貸方金額
広告宣伝費75000現金80000
雑損5000

2)

借方金額貸方金額
当座預金198700借入金198700

3)の売上債権とは、受取手形と売掛金を言う。差額補充法とは、貸倒予想額貸倒引当金残高との差額だけを補充計上する方法。

借方金額貸方金額
貸倒引当金繰入(費)7200貸倒引当金(負)7200

4)ここは、公式にあてはめるだけです。

繰越商品(96000)+仕入(1031500)ー期末棚卸高(192000)=売上原価

(935500)

5)計算から出る1年間の減価償却費と問題にある減価償却累計額を足すことを忘れないようにする。

6)

借方金額貸方金額
法定福利費(費)2500未払法定福利費(費)未払費用2500

7)

借方金額貸方金額
未収手数料(資)13200受取手数料(収)13200

手数料の未収分13200円を未収手数料(資)とする。

8)

前期末の前払金

支払家賃の21600は前期に支払った12か月のうち、前期末における前払分2か月分(4/1,5/1)

当期分

当期6月に支払った12か月の合計が14か月分です。

次期の前払金

時期の2か月分を前払家賃(資)として計上する。

計算式は

21600÷14=15429(四捨五入処理値)x2=30858

216000-30858=185142

支払い家賃185142円

9)

法定福利費とは

社会保険料(健康保険、厚生年金、等)の会社負担分を言う。

所得税とは

源泉所得税(給与から税金分を差し引く)の事を言う。支払額=給与ー源泉徴収税額

法定福利費とは

社会保険料の会社負担分の事を言う。

問題に戻ります。

借方金額貸方金額
法人、住民、事業税190000仮払法人税等25000
未払法人税等165000

未払法人税等=190000-25000=165000

このブログの1ページ目も参考にして下さい。

簿記3級 第1問研究所 決算前 1
分かり易くする為に勘定科目の後ろに分類を付けたいと思います。5問目と6問目の間と10問の後に参考になるオススメ You Tube動画を記載しています。目次は間違った問題のチェック等に使って下さい。(普段は閉じていた方が見やすいと思います。)...

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