問題の前に
第3問で多い悩み
① 第1問の仕訳問題は、殆ど正解するのに、第3問は自分では出来たつもりでも 実際は点数が悪い!
② 第3問だけで1時間掛かってしまう。
③ ネット試験は、問題用紙に書けない為、回答の確認作業の時 始めから考え直さなければならない!
④ 仕訳だけをして、記載事項の金額と差し引きしないで記入していまう。
⑤ 財務諸表に転記するさい、売上原価、売上高、当期純利益、商品、繰越利益剰余金は、試算表のどの項目を転記するか分かりにくい。
上記のアドバイス
1
修正記入の仕訳に力を入れ、試算表の数字と照らし合わせを抜かしてしまう。
2
時間が有れば正解するので有れば、実務では問題なく使えるので、無駄ではないが、試験対策として繰り返し問題を問いて行く練習が必要だと思います。
3
年3回の筆記試験を目指すか、1問1問見直しをしなくとも良いように正確に回答していく。
4
反復学習と落ち着きが必要、そういう意味でも第1問の終わった時点である程度の自信が必要、時間も45分位残って入れば、安心して回答に集中出来ると思います。
5
下記の表を参考にすると間違いが減ると思います。
残高試算表の勘定科目 | PL,BSでの表示科目 |
売上 | 売上高 |
仕入 | 売上原価 |
当座借越 | 借入金 |
繰越商品(期末商品棚卸高) | 商品 |
前払保険料 | 前払費用 |
前受保険料 | 前受収益 |
未払利息 | 未払費用 |
未収利息 | 未収収益 |
現金、預金、当座 | 現金預金 |
備考
繰越商品、前払、前受、未払、未収は貸借対照表
保険料、費用、収益は損益計算書
問題A
試算表
借方 | 貸方 | |
105,000 | 支払家賃 |
① 問題 家賃の未払い分5,000円を計上する。
①修正記入(下記に記入して下さい。)
勘定科目 | 借方 | 貸方 |
支払家賃 | ||
( )家賃 |
①修正記入回答
勘定科目 | 借方 | 貸方 |
支払家賃 | 5,000 | |
(未払)家賃 | 5,000 |
②問題 上記を元に下記のPLとBSを完成させて下さい。
勘定科目 | 損益計算書 | 損益計算書 | 貸借対照表 | 貸借対照表 |
借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |
支払家賃 | ||||
未払家賃 |
②回答
勘定科目 | 損益計算書 | 損益計算書 | 貸借対照表 | 貸借対照表 |
借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |
支払家賃 | 11,000 | |||
未払家賃 | 5,000 |
問題B
試算表
借方 | 貸方 | |
30,000 | 受取手形 | |
7,500 | 売掛金 | |
貸倒引当金 | 500 |
① 問題 売上債権 期末残高に対して実績法(過去の貸し倒れを参考しした利率)3%の貸倒れを見積もる
勘定科目 | 借方 | 貸方 |
貸倒引当金 | ||
貸倒引当金繰入 |
① 回答
勘定科目 | 借方 | 貸方 |
貸倒引当金 | 1,095 | |
貸倒引当金繰入 | 1,095 |
勘定科目 | 損益計算書 | 損益計算書 | 貸借対照表 | 貸借対照表 |
借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |
貸倒引当金 | 1,095 | 1,595(試算表の分を足したもの) | ||
貸倒引当金繰入 | 1,095 | 1,095(そのまま移動) |
① 解説
37,500(債権合計)ーor+(手形や売掛金に変化があった場合は適切に処理する)今回は売掛金を1,000円減らす物として計算する。従って式は
37,500−1,000=36,500 36,500x0.03=1,095
問題文に貸倒引当金が500円有るので
1,095−500=595円になります。
問題C
試算表
借方 | 貸方 | |
12,000 | 保険料 | |
( )保険料 |
問題 ① 保険料は毎年8月1日に1年分を支払っており、近年の保険料は変わっていない。
勘定科目 | 損益計算書 | 損益計算書 | 貸借対照表 | 貸借対照表 |
借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |
保険料 | ||||
( )保険料 |
回答 ①
勘定科目 | 損益計算書 | 損益計算書 | 貸借対照表 | 貸借対照表 |
借方 | 貸方 | 借方 | 貸方 | |
保険料 | 9,000(12,000ー3,000) | |||
(前払)保険料 | 3,000 |
当期に属さない分の(4.5.6.7月)前払い分3,000円を保険料(費用)から差し引き、前払保険料(資産)に計上する。なお試算表の保険料金額12,000円には、繰越されて来た4ヶ月分が含まれている為、当月分の12ヶ月と合わせて保険料は16ヶ月となって居ます。
12,000÷16=750 750x4(来期分)=3,000
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